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夢の国のアリス

夢の国のアリス。なんかいろいろ書いて行ってるブログです。最近は黙って落書きをお気にくることが多いです。黒バスかゆめにっきかオリジナルを描く事が多いです。

窓際のトットちゃん感想文。

 私は、昔のことを何も知らなかった。昔の生活も、学校も、戦争のことも。けれど、この本を読んで、少しだけ、昔のことがわかった気がする。

 トットちゃんは、一年生にして退学になってしまった。私はそのことに驚愕した。

まず、小学一年生で退学というものがあるのに驚いた。今では、私立の学校は退学できるけれど、公立はできないらしいから、小学校で退学、という可能性を消していたため、初めにそれを見たときは、「…小学校で退学なんてあるの!?」と思った。

 そして、トットちゃんは最初の学校を退学になって、トモエ学園に来たが、その学校がとても変わっていてそこにも驚いた。

 一つ目は、学校の教室が本物の電車だったということ。なんで教室が電車だったのだろう、とずっと思っていた。

 二つ目は、全校生徒の人数。東京の中にあるにもかかわらず、全校生徒が50人ほどということ。北海道に住んでいる私の従弟は、最低で一学年6人と言っていたから、田舎ではそのくらいの人数もあるのかと思っていたが、東京でもそんな人数の学校があるのか、と思った。トモエ学園は物語を読んだだけの私でも変わっていると思えたから、やはり、よく思わない親がいるのだろう。

 けれど、校長先生はとてもいい人だと思った。当時小学一年生であったトットちゃんの話を四時間も真面目に聞いているし、トットちゃんたちのことも、子供じゃなくて、一人の人として考えているような気がしたからだ。

 また、一年生で一人で四時間もしゃべっていたトットちゃんに驚いた。

 私が一年生の頃なら、人見知りで時間なんか関係なしでまともに話せていないと思ったからだ。

 また、トモエでは変わったことが多かったと思う。

 自分が好きな教科から勉強できたり、その勉強が午前中に終わったら、散歩に行ったり、その散歩で遊びながら理科の勉強だったり、歴史の勉強をしたり、みんなで海の中の温泉に行ったり、運動会の競技がほとんど校長先生が考えたものだったり…。

 小さいころから遊びながらなら、単語も覚えやすいだろうし、珍しい体験はとてもいい思い出になるだろうし、私もこんな学校に通ってみたいと思った。

 けれど、どんどん戦争の影響で、ものがなくなったり、男の人が出征していなくなっていくのを見て、なんだか悲しい気分になった。

 そして、“トモエが焼けた。”

その文を見て、私は泣きそうになった。

けれど、校長先生の、「おい、今度は、どんな学校、作ろうか」というセリフにこんどはなんだかうれしくなった。

 また、疎開列車の中のトットちゃんの前向きな思考にもうれしくなった。不安だと思うのに、“いつか、また、すぐに会える”と考えられるのはすごいと思う。私ならきっと無理だろう。

 この時代は戦争があったから、不安ばかりだろうし、死が近くにあるんだなぁ、と思った。だから、今、戦争がなくて平和なのはとても幸せなことなんだなぁ、と思った。

 昔は難しくてわからなかったけれど、今回この話を読んで、そう思った。

 

 

 

ポケモン神曲BGMは作業妨害でしかなかった。

そしてところどころにある捏造。

きっと文章がおかしいな。読んでて気づいたら教えてください。

お願いしまーす!

誤字脱字も!